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磁性粉末材料を交流磁場中で発熱させ癌腫瘍を焼灼する「交流磁場焼灼療法」が検討されています。これは、磁性体ナノ微粒子を「抗体付きリポソーム」に包埋し、ドラッグデリバリーシステム(DDS)により癌腫瘍に選択的に堆積させ、交流磁場により腫瘍にダメージを与え、さらには免疫システムが働くことにより自然治癒を促すという究極的な治療法です。この方法のナノ磁性微粒子の研究はマグネタイト(Fe3O4)が主流ですが、Y3Fe5O12などの希土類ガーネット鉄フェライトが、従来のマグネタイトよりも格段に優れた発熱能力を持つことを発見しました。このナノ微粒子は化学的な合成法と物理的な粉砕法により作製が可能であり、それらの発熱機構について研究しています。

発熱する磁性材料を用いた「交流磁場焼灼療法」による癌治療