極低温冷凍機は、4 K(約-269 ℃)という低温を作り出すことができる冷凍機です。この冷凍機は医療用MRIや超伝導リニアの超伝導磁石の冷却に使用されています。超伝導磁石は、高価かつ希少資源の液体ヘリウムを利用する必要があります。極低温冷凍機は蒸発するヘリウムを再度液体ヘリウムにできるため、コストの節約ならびに省資源を実現することができます。冷凍機によって4 Kという低温を生み出すには、熱を溜め込む蓄冷器というものが必要になります。そして、冷凍性能は蓄冷器内の蓄冷材の比熱の大きさに依存しています。私たちの研究室では、比熱の大きな蓄冷材の研究を行っています。鉛フリーの材料や希土類金属系の材料を作製して、比熱を始めとした物理的性質を調べています。