電力機器の多くにはその絶縁性と冷却効果を期待して、液体絶縁体が使われています。来たるスマート社会に対応するために、電力機器の一層の高電圧化、コンパクト化を目指す上で、液体中の高電界現象とそれに関連する電気伝導・絶縁破壊現象の解明は、機器の絶縁信頼性に直接的につながるものであり、ひいては電力供給の信頼性に関わる重要事項であるにもかかわらず、液体中の現象が極めて複雑であり、また影響因子が多岐にわたっていることなどの理由から、技術の体系化が気体や固体中などと比較して立ち遅れているのが現状です。
絶縁材料の高電界現象を理解するために絶縁体中の電界の状態を知ることは非常に有用ですが、液体中の電界を測定する装置はありません。私たちは、カー効果という原理を用いて、液体中の電界を光学的に測定する方法を検討し、液体絶縁体中の高電界現象の解明をおこなっています。
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3方向同時測定光学系
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変圧器油中の電界測定