1.どのような装置ですか

TMA(Thermomechanical Analyzar)は、熱的特性の中でも平均線熱膨張係数やガラス転移点、軟化点を測定する装置です。ガラスの熱膨張特性は、耐熱衝撃および封着特性を左右する重要な因子です。

 

2.どのような原理ですか?

ガラスは温度上昇によって化学結合が伸び、構造の変形による熱膨張が生じます。熱膨張によるガラスの高さ方向の変位量を測定しています。平均線熱膨張係数α(K-1)は、任意の2つの温度t1、t2 (t2 > t1)℃から、室温を含めた各温度での試料の長さをそれぞれl_室温 、l1 、l2 ( l2 > l1 > l_室温)とすれば、変位量から以下の計算によって得られます。

 

TMAの電気炉内部の模式図を示します。本装置では測定試料と標準試料の変位量を比較している示差方式により、検出機構由来の熱膨張・収縮による影響がありません。したがって、低熱膨張や薄い試料にも、高精度かつ再現性の高い測定を実現しています。試料の温度を一定のプログラムによって変化させながら圧縮荷重を加えた状態で伸縮を検出しています。測定試料の伸縮が検出棒の位置変化として、電気信号に変換される差動トランスによって計測しています。

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