どのような装置ですか?

 ガラスのように異なる金属酸化物で形成された物質を得るためには、試薬を秤量・混合した後に、1000℃を超える高温下で溶解する必要があります。試薬の溶融温度、揮発成分、および炉内の雰囲気を考慮し、適した電気炉を使用します。以下に示すような電気炉(高温炉)を用いて物質合成を行っています。電気炉の定期的なメンテナンス(温度校正、発熱体の交換)や修理を自ら行うことで装置への理解を深めています。

 

1. スーパーカンタル(NH)炉1号

 

発熱体: 二ケイ化モリブデン(MoSi2)
常用温度: 1300ー1650℃
特徴: 最高使用温度1700℃を誇る大変重宝な電気炉です。ただし、低温域(600℃以下)では、MoとSiの酸化が同時に起こり、発熱体が急激に劣化するため高温域で使用されます。

2. スーパーカンタル(NE)炉2号

 

発熱体: 二ケイ化モリブデン(MoSi2)
常用温度: 1300ー1650℃
特徴: スーパーカンタル(NH)炉1号と同様に、大抵のガラスを溶解できます。メンテナンスは必要ですが、長く使える電気炉です。主に高融点酸化物ガラスの作製で活躍しています。

3. スーパーバーン(SH)炉

 

発熱体: 二ケイ化モリブデン(MoSi2)
常用温度: 1300ー1650℃
特徴: スーパーカンタル1、2号と同等の性能を有しています。超高速昇温が可能で、1時間で1650℃に昇温できる性能を有しています(ただし、発熱体の寿命を延ばすために時間をかけて昇温します)。

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